体験記(脊柱側湾症)


中学2年生の時に、学校の検査で脊柱側湾症と診断され、紹介された北大病院で
診察した結果、S字に側湾しており上が38°下が15°位曲がっていたので
手術の一歩手前の状態でした。

当時は痩せていて背筋もなく、身長が急に伸びたときに曲がったようです。
まず首まであるコルセットを作り毎日寝る時も装着したままでしたので
慣れるまで寝むれず、こんな日がいつまで続くのか不安で毎晩泣いてい
ました。(1週間位で慣れました(^_^;)

中学校の制服を着ても首から器具が見えるので、学校にも行きたくありませんでした。
大好きだった体育も見学、夏には汗をかくので汗疹がひどく、骨盤の一部にあたり青
あざもできました。毎日夜寝る前には、父に手伝ってもらい体操をしました。
腹筋・背筋・柔軟体操だった記憶があります。

高校2年生の時にだいぶ良くなってきたので、首までないタイプのコルセット
に作り替えることができ、洋服を着ても目立たなくなってうれしかったです。

その後、高校3年生の時には、夜だけの装着になり、身長が止まった20歳の頃
にようやくコルセットのない生活ができるようになり、おしゃれしたり、旅行に
行ったりと人生が変わりました。

親には病気ばかりして心配ばかり掛けて、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

この後もまだまだいろんな病気になり、手術を何度か体験するのですが
どうやって親孝行していいのか、考えさせられる日々です。

現在は両親と同居していますが、母親とはケンカばかりしています。気持ちもなかなか
通じあえないものですね。




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